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プロローグは何を隠す??
よく晴れた夏の日のこと
僕は死にました
俺が生まれました
混ざることのない感情はいらないから捨てました
僕は何かを隠して生きています
見つけることが出来るのなら
きっとその人を好きになるでしょう
ピピピピピピと目覚まし時計が鳴り響く部屋に俺がいた
慶野 和也(ケイノ カズヤ)16歳
この春から公立の高校に通うはずだった男だ
顔は…よく分からん、かっこいい基準がよくわからないからな、それに自分の顔に評価などつけたくない、そんな不毛なことはしたくない
身長は185cm 体重60kgだ
髪は眉毛の上くらいだな、黒髪で癖っ毛のないストレートだ
「んっ…んんぅ…」
さて、俺が何故公立に通うはずだったと言ったか説明しようか
俺は普通に公立の高校を受け、合格した………した筈なんだ
送られてきた学校案内は
私立常盤野学園の案内だった
常盤野学園とは、今世界ではIG…イージス・グリフォンと言う遠隔操作型の二足歩行兵器が開発されている
ただそれを使えるのは適正判断を受け、適正があると見なされたものだけなんだ
その検査は10歳の頃にみんなが受ける。勿論漏れなく俺も受けたよ?でもその時は適正無しだったはずなんだ
その性で俺は………おっと失礼、取り乱した
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