日常

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「……め…きろ」 …誰かの声が聞こえた気がした。 「お…ろ」 今度は確かに聞こえた。 「起きろって!」 「ぬあっ?!」 突然頭を叩かれ、俺は飛び起きた。 結構強く叩かれたらしく、ズキズキ痛む頭を押さえながら、叩いた人物に目を向けると、 「いつまで寝てんだよ。帰るぞ。」 鞄を肩に提げ、こちらを睨んでいる唯がいた。 睨んでても綺麗だな。 (…て言うか、)
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