愛着

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どこかでまたチクチクする。そんな自分に腹が立ってきた。 「なぁ・・・Hしようよ」 「琳っ!しないって言ってるだろ」 「なんで?御飯食わせてくれて、寝せてくれてどうせ見返りが欲しいんだろ?」 自分で言ってて吐きそうになる。こんなことしか言えない自分にムカつく。 「見返りなんていらない。お前はダチだ。大切なヤツなんだ」 「ダチが大切?笑わせる。どうせやりたいから近づいてきたんじゃないか」 啓介の顔がみるみる真っ赤になる・・・・手がカタカタと震えている。 「なんでそうなんだよ!俺はお前が大事なんだ。見返りなんて必要ない。琳が暴力を受けたり、誰かに抱かれているなんてイヤなんだよ」 「どうして?」 「・・・・・どうしてだろ」 「・・・・・なんだよ」 「買い物行ったり、料理したり・・・・・楽しかったよ。それにいい顔してた。そんな琳がかわいかった」 「そんなこと・・・・////」 なんか顔が熱い。そんなこと言うやつ初めて。 「俺さ・・・・琳のこと好きかもしれない。まだ半信半疑なんだけど、男を好きになったことないし恋愛経験も少ないからさ。でもすごくお前の事が気になるし、守ってやりたいと思う」 「僕を・・・・好き?」 「ん・・・・////」 真っ赤な顔の啓介を見たら余計恥ずかしくなってきた。僕は・・・・今まで恋愛をしたこと・・・・なかったんだ。 こんなに顔が熱くって恥ずかしくて・・・・こんなの初めて。 「ごめんな。慣れてなくて・・・・・なんて言っていいかわかんねぇ」 「僕も・・・・慣れてない。こんなの」 「ぷっ・・・・マジで?恋愛上級者かと思った」 「違う・・・・好きになったことはない」 「じゃあ、お前が俺を好きになってくれるまで、Hはしない。これからお前に好きになってもらえるように頑張って・・・・もし好きって言ってくれたら・・・・」 「好きって言ったら?」 「下手くそかもしれないけど・・・・・抑えられなくなっちゃうかもしれない」 「/////」 俯いて顔をあげられなくなった。啓介の顔がまともに見れない。 こんな風にドキドキして顔が熱くなって、頭がボーッとするなんて初めて。
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