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「お前は俺の方に直接来ると思っていたんだ。まさか、まさか、愛がこんな事になるとは、全く予想していなかった」
「私の正体を知っていたと言うの?」
「ああ。知っていた。お前は伊比村の食人鬼だ」
もう警察には頼らない。
愛の仇をとり、伊比村の悪事を止め、犠牲者をこれ以上出させないためなら、自分の全てを捨ててもいい。
燎は命を賭けて戦う覚悟を決めた。
燎は立ち上がるとセシカを睨み、指さし、力強く宣戦布告した。
「俺はお前と伊比村を、必ず破滅させてやる!」
第四章終わり
第五章へ続く
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