彼は恋愛が分からない  ~小学生編~

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「柳田くん、あっという間に人気者だよね」 「そうだね」 「だって、サッカーも勉強も出来るもんね」 「当たり前だよね」 「私は関係ないけど」、と付け加えたけれど、由衣ちゃんはにやりと笑った。 「そうかなあ。誰でも好きにならない? カッコいいし」 「好き?」 「そう」 「私恋愛って、分からないし」  私は知らないフリをした。
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