491人が本棚に入れています
本棚に追加
そしてまた、
「まぁ、菜緒がしたくないって言うならいいけど」
と、さも自分は悪くないと言ったような口調で私を煽る。
私がそのまま黙っていると、千洋くんが再び私の身体を引き寄せ唇を奪った。
両腕で強く抱き締め、その後背中をつたい降りてゆく指達。
千洋くんの指が辿り着いた場所は、私の意志を否応なく代弁する処。
「……ンッ…ン」
まだ慣れないその感触に、思わず両足を閉じて腰を後ろへ引いた。
最初のコメントを投稿しよう!