13.卒業【無修正版】

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 そしてまた、 「まぁ、菜緒がしたくないって言うならいいけど」 と、さも自分は悪くないと言ったような口調で私を煽る。  私がそのまま黙っていると、千洋くんが再び私の身体を引き寄せ唇を奪った。  両腕で強く抱き締め、その後背中をつたい降りてゆく指達。  千洋くんの指が辿り着いた場所は、私の意志を否応なく代弁する処。 「……ンッ…ン」  まだ慣れないその感触に、思わず両足を閉じて腰を後ろへ引いた。
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