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悟!魔界へ行くデス!! #2
急に怒鳴りつけてきた神に、ニーナは驚き腰を抜かす。
「びっくりしたデス!!」
「デスもくそも無いわい!
ようは魔力を完全に制御出来ればよいのじゃろ?
じゃったら、魔力制御の第一人者に相談せい!」
〝魔力制御の第一人者…
ハッ!お父様!!〟
「どうやらわかったようじゃな…」
神の助言に納得した二ーナは、悟を抱き上げると魔界への魔法陣を描き出す。
「魔界に向かうデス!」
「良かろう。
その間の記憶操作はわしがやっておく。
出血大サービスじゃ!」
神は親指を立てにっこり笑って見せる。
だがそんな神の姿にニーナは疑問を拭いきれずにいた。
何故なら、神と悪魔は言えば天敵同士… 余程のことがない限り、手を組むことはない…
ましてや1悪魔の私情に加担するなどあり得ないのだ…
「で?…貴方は私と悟に何をさせようとしてるデスか?」
鋭い目で神を睨み付けるニーナ。
それに対し、神は嘘とまるわかりな嘘をつきごまかそうとする。
「それは…じゃなぁ…
そうじゃ!乗り掛かった船じゃからじゃよ!ふぉ…ふぉふぉふぉ」
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