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「御意に。」
「チャ!チャン先生!!
いつの間に!!!」
「あんた!指輪の時の!!
と言うか!えーっ!?
お母様直々に!?」
背後に突然現れた老人に驚きはするも、それどころでは無い。
お母様直々とは、死に近い修行と言う事だ。
「ふぉっふぉっふぉっ。
お久しゅうございますな!
悟殿に、ニーナ姫。
さてっ!ルシファよ!
早速はじめま…」
チャンがルシファを見るとルシファの魂が体から3m離れた場所に有り、ルーシは魂でしゃべっていた。
「わぁ~い。ミカエル!今行くからねぇ~♪」
「いくなぁぁぁ!!」
ルシファの魂はハッとした顔をするとしゅるしゅるっとルシファの体に戻っていく。
「ハッ!?
夢だったのかぁ…
そうだよな…ミーナたんがまさかねぇ…」
戻ってきたのはよいが、すぐに現実逃避を始めるルーシに、チャンはため息をつくと首根っこを掴み引きずりながら連れていった。
「はぁ…まずは心の修行からはじめんとな…」
「さて!表に出なさい!
あんた達!時間は待ってくれないわよ!」
「うひぃー!!」
と、拳をこきこき鳴らし、不敵な笑みを浮かべるユマに、不安しか感じない悟とニーナ。
こうして悟…ニーナ…ルーシの三名は魔界にて修行が始まるのであった。
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