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「お待たせ。ニーナっ!」
「お母様。
悟を、何処に連れて行ったデスか?」
「あらっ?
魂の繋がりでわからない?」
「さっきから、モヤみたいなものがかかってるみたいデス。
何をしたデスか?」
「まぁ。そうなる様に魔法を檻にかけたから。
居場所を知りたかったら、私を倒してみなさい。」
「悟に何かするのでしたら、いくらお母様でも許さないデス!
本気で行くデス!!」
「聖魔混合の力。
とくと見なさい!!ニーナ!」
2人は構え、間合いを取り始める。
〝お母様の戦闘スタイルは魔力と気の混合による格闘スタイル。
近づかなければ怖いものは無いデス!〟
と、空へと舞い上がりユマに杖を向ける。
「甘いわね。
ニーナ。ハァァァァ!!」
「!!!?」
ユマが拳を一気に突き上げると、拳から気と魔力が乗った衝撃波を生み出し、ニーナに打ち込んできた。
「デデッス!!?ダークネスバリアー!」
咄嗟に魔力結界を張るも、魔力だけしか防ぐことが出来ず、気がニーナの腹に当たり、顔を歪ませ必死に耐える。
「グゥー……。」
「はぁ……。
そのくらい判断して避けなさい。
これじゃあ、本当に手を抜かないと死ぬわね。
とりあえず、一撃入れてみなさいな。」
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