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「………。知ってるデスよ!
収束せよ!金色の風!」
「そうよね!
そう来なければ意味がないわ!」
ニヤリと笑い、気を練りシールドを貼る。
金色の風がニーナの杖前に収束し、圧縮を始める。
「食らうデス!
これが私の最大最強!!」
「さすがに、これだけじゃ受け止めきれないわ。
これから見せる技はレベル4の技。
見なさい!これが聖魔混合の一撃!」
ユマは左拳に魔力を込め、天より聖力を右手に込める。
「ゴールデンサンダァァー!!!」
「その身で感じなさい!
その威力を!!」
「ブレイカー!!!」
「ホーリーバーストブレッド!!」
収束した風が電撃砲と魔力に包まれた聖力弾がぶつかり合う。
「こなくそぉーデス!
ブレイカァァァァァ!!!」
さらに出力を上げたニーナの収束魔法は、ユマの聖魔弾を包み込み、ユマに向かっていく。
だが、ユマは微動だにせず、ニヤリと笑っていた。
「!?
デッ!デス!?」
確かにユマの聖魔弾を飲み込み、勝利に見えた。
でも、聖魔弾は飲み込まれたわけではなかった。
ニーナの収束魔法を突き破り、ニーナに向かっていたのだ。
「避けられな……!!?」
ニーナの眼の前ではじける聖魔弾。
爆発の中にニーナは飲み込まれ、墜落していく。
「………っ!?」
唯一の救いは、突き破られた収束魔法の一部が、ユマの腕にかすっていた事。
「まぁ。今日はこんな所ね。」
と、魔力封印状態に戻り落ちてくるニーナをキャッチし、そのままニーナの部屋に連れて帰るユマであった。
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