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おD官様は言うであろう。
「モバゲまち住人心得之条がある。
それを承知で移り住んだのであろう」と。
だが、事前に頭で理解することと、実際経験して感じることは違う。
おかしいと思うこともあれば、改善してほしいところも出てくる。
年貢を納める者は、モバゲまちを住みよくしてほしいと思うからこそ。
決して趣味だか見栄だかの棒球集団や、そこのお雇い外国人の禄のために払っているのではない。
網社会だからといって、何もかも好き勝手にやっていいという訳ではあるまい。
画面の向こうにいるのは生きたヒトさんなのだ。
それを忘れたら住人に外方を向かれる、見限られる。
ヤヌシたちの行動はそのいい例だ。
今回ヤヌシたちの弾圧に成功したとしても《不信の根》は広がり続け、《一揆の火種》はくすぶり続ける。
強行して住人からの信頼を完全に失うか
考えなおして住人の信頼を取り戻すか
強行して世間というやつから冷笑されるか
撤回して世間というやつから感嘆、賞賛されるか
問われているのは何なのか
向き合うべきは誰なのか
選ぶべき道はどちらなのか
そろそろ真剣に考えてもいい時期に来ているのではないか?
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