第1章

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夢を見た。 夢の中で僕は小学生ぐらいの少女と野原を駆けずり回った。 しばらくすると疲れたのか、野原に倒れ込んでしまった。 そしてその子と二人で笑い合う。 寝転んでると、近くに猫がやってきた。 真っ黒い猫だ。 黒猫は少女の近くに行き、寄り添った。 少女は可愛いね。と言いながら猫の顎の下をかいた。 黒猫がにゃあと鳴いた。 それからしばらく黒猫と遊んだ。 僕は警戒されたのか威嚇されちゃったなぁ。 そして夕日が出てきた。 黒猫を抱いた少女は夕日を見ながら呟いた。 「この夢が醒めても……会いに来てね」 僕は力強く頷いた。
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