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その瞬間、脳裏にあの夢が浮かび上がった。
黒猫は僕を見た瞬間思いっきり走り出した。
衝動に駆られ、僕は黒猫のあとを追いかけた。
どれくらい走ったろうか、いつものコースから大きく外れてしまった。
黒猫はとある、大きな公園に入っていった。
僕もそれを追って入っていった。
そして、僕は出会った……
あの夢の中で出会った少女が、黒猫を抱いて立っていた。
僕はその子に、満面の笑みで語りかけた。
「会いに来たよ」
少女はそれを聞いた瞬間。
「キャアアアアア!!!」
悲鳴をあげて逃げ出した。
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