第1章 水難の相

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『・・・』 「…いやっマジ助かったわ」 なかば強引にペルを連れて玉木剛さんの自宅に着いたオレ。 「…お世話になります♪」 『いっ言っておくが 私の部屋にペルは入れるな!』 「分かってますって! あんたの仕事の邪魔はさせないしオレも絶対邪魔にならないようにしますんで 安心して下さい」 『・・・』 「あんたの生活には干渉しません 誓います♪」 『…お前荷物は?』 「あぁ全焼したからな~ なんもないんだ♪ 」 『…のっ呑気な とりあえずの着替えに使え』 「おういいのか?」 『…はぁ~ 行き当たりばったりの人種だな君は!』 「えっ何?」 『別に…』 「ちょっと メシ作りたいんだけど!?」 『…キッチンなら勝手に使え!』 「…おうあっちね♪」 【ワンワン】 「こらっペル 待てだ!」 【ワン~…】 「よ~しっ待てだぞ~」 『・・・』 「…うわっキレイなキッチン!」 【ワンワン♪】 「自炊はしないのか? …勿体ない」 【ワンワン♪…】
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