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秋の夜長の
夢の中
気になる
あのヒトの
夢を見た
夢にまで見た
夢を見た
あのヒトと
駅前通り 歩いてる
たわいもない お喋りで
おどけてみせたり
笑いあったり
特別なコト
なんにもないのに
あのヒトが隣に
いるだけなのに
嬉しい気分に 僕はなる
あのヒトの瞳
見つめて話す
ただそれだけで
あのヒトの声を
聞いてるだけで
僕は
瞬くような
喜びを
星の数ほどもらうんだ
だから
木枯らし吹くまえに
夢から覚めたら
勇気を出して
紅葉狩りへと
誘ってみようか
寝ても覚めても
夢中になりそな
純な 恋に なる 予感
今はまだ
夢にまで見た
夢中の途中
長い夢など
見るのはやめて
あのヒトめざして
羽ばたこう
無闇に長い夜ならば
ほのかに光る
灯 燈して
遅い夜明けを
何もせずに
待っていないで
会いにゆこう
桃色雲を 突き抜けて
愁いの日々から 抜け出して
いますぐにでも
あのヒトのもとへ
思いきって 駆け出そう
この胸の
想いのかぎりを
にぎりしめ
抱きしめたいと
叫んでみよう
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