晩餐会の夢

真夜中の賓客

ご苦労。薔薇をこちらへ。
いや、そのままでよい。後は私がやるから。

何？お客様は何方かと？
これ！そのようなことを聞くものではない。
お前はよく働いてくれるが、詮索好きでいかん。

わかればよいのだ。もう下がりなさい。

うむ。おやすみ。

彼は、別のところに移させよう。口の軽い小間使いなど陛下のお傍にお仕えさせられぬ。
やれやれ。頭の痛いことは山積しているのに、どうしてこうも次から次へと湧き出て来るのか。

それもこれも…、おお！料理が出来上がったか。