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不安
朝、起きた時に初めて、ユータのLINEに気付いた。
そっか……昨日……
あのまま疲れ果てて眠っちゃったんだ……
「つぼみ……あれからどうした……? なんかあった?」
「もう寝ちゃったかな……気付いたら連絡下さい!」
ごめんね……ユータ……
私は心の中で謝りながら、ユータにレスをした……
返事は来ない……
もう……自転車に乗って、学校に向かってるのかな……?
私もいそいそと支度を始め学校へ……
出掛けにメグミから
昨日のことを色々聞かれたけど、私は無言で家を出た……
なんだかしつこかったけど……関係ない……
電車に揺られながら私は……
昨日起きた夢のような事件を……思い返していた……
夢のような出来事には……
変わりないんだけど……
正直……色々と気が重たい……
……それだけ大変な出来事だったから。
私が……アツシのユニットのヴォーカルに……?
てんで現実味を帯びていない話……
夢なら……覚めてくれないかな……
だいぶ気持ちが落ち込んでいたけど
ちょうどこのタイミングで
ユータからLINEのレスが入って
私は少しだけ元気を取り戻した……
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