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一方特殊部隊本部では、各駐屯地から続々と特殊部隊が集まって来ていた
「よぉ、マサト久しぶり」
「アサギ?」
マサトが振り返って言った
「いつ退院したんだ?」
「先週な」
アサギは笑顔で言う、長髪の黒髪に琥珀色の眼
「体はもう良いのか?」
「ああ、まだ歩けないけど能力は健在だ」
アサギは車椅子に乗っていた
アサギが入院して3年半、アサギは配属先の街のメディカルセンターに入院していた
「セルジオには診てもらった?」
ユリが資料を渡して言うと
「ああ、さっきな」
と笑顔で応えた
「ああー隊長、もう来てるなら言ってよぉ探したじゃない」
「ごめんごめん、ティス」
「あれぇ?役立たずの特殊部隊じゃん」
「メサ!」
マサトがメサを睨み付けると
「何騒いでる、さっさと座れ」
キラが入って来て言い、ミーティングルームは満室になった
「アルクシエルと言う組織が本当の敵だ」
キラが全員が座ったのを確認すると言った
「ランの葬儀はどうするんだ?」
アサギが言うと
「葬儀は延期だ、敵を潰してからだ」
「シルンは使えませんわよ?長官」
「そうそう、ランが死んだのは自分のせいだと思って落ち込んでるしなぁ」
「第3特殊部隊は黙ってろ、お前ら東ゲートに居て何してたんだ」
「ああ?そう言うお前らは何してたんだよ」
「うるせぇぞっ!」
ミーティングルームにサトシの声が響いた
「奴らは幻獣まで使って来たんだ、くだらねぇ喧嘩してんな」
ヒロシと同じ声、同じ顔
サトシは全員を睨み付けて言った
「俺達には守るべき者が居るんだ」
「お前は守られる者の方だろよサトシ、俺達にさ」
ダンッ!
「もう一度言ってみろ」
「え?」
「あ……」
メサは突然現れた者に驚いた
「総隊長!」
メサの隣りに座って居たヨウカが止めに入る
「総隊長?ありゃシュウだろよ」
シンヤが言うと
「メサ、てめぇらの隊長は何処行った」
ヒロシに偽装してるシュウに睨まれ、メサは冷や汗をかいた
「そのくらいにしとけシュウ」
「「シュウ?!」」
周りの者達がアサギの言葉に驚いた
「チッ!メサ、あんまり馬鹿にしてんなよ」
シュウは机から降りると言った
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