第二章 『聖母の涙』

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「でも、意外やな。ホームズさんって、葵にそういうことを言うんや」 「そういうこと、って?」 「本音とか不安とか」 「え、あ、うん」 っていうか…… ホームズさんは私に、思ったことをなんでも口にしている気がする。 それは爽やかな笑顔でとんでもないことを言い出すホームズさんの姿が頭に浮かび、顔が引きつる。
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