第1章

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白い天井を、 揺られながら 息を乱しながら、見つめる。 目の前の男の吐息が荒くなる 智奈津は、心地いいが いまいちピンと来ない感触に、 ゆっくり相手の動きに合わせながら腰を動かして、 自分の気持ち良い場所に探り当てる、 途端に、身体が跳ねて、踊り出す。 気持ち良いと身体が鳴き出す。 この感覚が、たまらなく好きだった。 蠢きが強くなった中の動きに耐えられず、 相手が呻く。 たまらない。 自分の身体が好き勝手に翻弄されるのもいいけど、 相手が気持ち良さを我慢して呻く姿に、一際欲情する。 相手の欲望が、弾ける寸前なのがわかる。 奥をひたすら、 細かく強く突き続けられて、 智奈津は自分の身体も限界が近い事を感じて、 頭を振り乱す。 苦しい 苦しい 気持ち良い、 あぁ、 もう どうにでもして、 早く 壊して! 頭の中で 願望が弾け切った。
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