第1章

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次の日は本来の掃除当番なんで少し気が楽なんだ~♪なんで?掃除って嫌じゃなかった? そう思うよね、やっぱり。でも掃除当番ってわかってて掃除する事と←→掃除なしで部活だけって思ってたのに…頼まれ掃除って嫌なんだよね。わかってくれる? 授業が終わり決められた掃除区域…理科室へ走ってく。頼まれ掃除以外の本来の掃除当番の日くらいは早めに終わらせたい。 ごみを取り…床を履いて拭いていく。早めに終わらせたい→ってもやっぱり30分はかかってしまう。 『すみ…ません、掃除…当番で』部室まで走ったせいで喋るのも途切れ途切れで入ってく。 『お疲れ。走って来なくて良いし(笑)本来の掃除当番の日は聞いてるから大丈夫なのに…まぁそこが吉井さんらしいね』 『ありがとう…ございます、先輩』 息をととのえ漫研に必要なネームノート・筆記用具…漫画や図画を描く時にはシャーペンより鉛筆なんだよ。私はネームに苦労してて下書きはおろか、まだまだペン入れには程遠い。 【本来の掃除当番の日】には30分延長もなく、みんなと同じように部活を終えられる(^_^) 頼まれ掃除を引き受けなかったら部活に早く来れるのに(泣)。 バスから降りる時間も今日は30分早い(^_^)♪ 結局ミスドで6個パックセール500円に引き寄せられ(笑)…本屋にも寄った(^_^)♪ 頼まれ掃除じゃない日には部活延長もなくこんな時間もてるのに(泣) メガネに肩から10㌢の黒髪を2つに結んでる地味めの外見から…頼まれやすい外見をつくっているのかもしれないけど。 ファッション雑誌を取りパラパラと見る。着飾った読者モデルがポーズしてて特集が組まれてるらしい。【スタイリスト→松本】雑誌紙面の隅に記載されている文字が目に入った。 松本? どこかで聞いた事がある。 雑誌を棚に戻し、取り寄せの新刊を買いにレジに行き行列に並ぶ。 『あぁ、いつかの携帯小説の』 『あの時にはハンドクリームありがとうございました。取り寄せの新刊を受け取りにきました』 『お待ちください』 レジの後ろの棚から探し目印の【取り寄せ】の紙を取りレジを打ってくださったいつかのハンドクリームの店員さん。 『今日は本並べてないんですね』 『いろいろやらなくちゃいけないからね』 本屋を出るともうかなり薄暗い。 ヤバイ!お母さん怒るよね~(焦)ドーナツで許してくれるかな?
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