第1章

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ご飯が出来た頃にお父さんが帰ってくると夕食になる。疲れた顔も風呂上がり後にはスッキリしカレーを食べるお父さん。 『カレーの時にはおかわりも早くて子供みたいなお父さんねぇ』 『大人になっても変わらない好物ってあるもんだよ、なぁ美和』 『変なの~お母さんの言うとおりカレーの時にはおかわりも早いって子供みたい』 普通の私だ、家族には普通でいられるのに学校ではなんで一言も断れない私… 『隣のマンションの空き部屋に近々入居者決まりそうだよ』 『そう、良かったわね~』『勤め先の会社に来るお馴染みさんだよ』 私がまだ中学2年の頃に両親が買った宝くじが当たって…【『定年後に貯金を増やしたいから』】ってお父さんは宝くじのほとんどをマンションにあてたんだ。 運が良いのか偶然か…空き地を挟んだ隣にマンションが建ったとかでお父さん大喜びでね。 貯金…家賃を貯めるらしいんだって。 只今入居者…3名だけど私には関係ないは・な・しっと。
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