第一話 黒いもの

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道端から玄関までの数メートルの間に、 泥の塊が足跡のようにほぼ等間隔で落 ちていた。 玄関の鍵は閉まっていたが、泥をよく 見てみると、行きの一方向にしか落ち ていない。 いずれ何か悪いことが起こるのではな いかと、Sさんは戦々恐々だという。 (第一話 完)
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