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故郷でのライブを終えた 涼は そのまま 次のライブに備え 宮城県仙台市に向かった。
仙台は 幼い頃 七夕の飾りを見に来た事があるが ほとんど 記憶に残っていない。
焼肉店で 牛タンを食べてから ホテルに入った。
涼は ライブの疲れもあり 眠りに付いた。
次の日 打ち合わせをして 空き時間に 涼は マネージャーの小林と 会場近くの 喫茶店に入り コーヒーを飲んでいた。
隣の席で ケーキセットを食べながら 話していた女の子達の1人が 涼に気付き サインを求めて来た。
「そう言う事は 困るんです。」
「マネージャー せっかく気付いてくれたんだから サイン位 書いても良いじゃん。」
「分かりました。風間さんが言うなら 仕方ない。」
涼は 自分が好きだったアーティストとの 距離を感じていたので 自分は ファンとの距離を縮めたい。手を伸ばせば 届く存在で居たいと思っているので 写真やサインは 断らないようにしている。
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