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自分に覚悟が持てるように、
敢えてもっと真実を突きつけるならば、
母や妹たちにとって
私はお金なのである。
私はこのことにだって気づかないわけではなかった。
当たり前だが長いつき合いだ。
そんなことがわからないほど
私は鈍感ではない。
それを少しずつ感じていくには
十分過ぎる年月だった。
わかっていた。
もう気付いていた。
だけど、隠していたんだ。
信じたくなかったんだ。
嫌だったんだ。
耐えられなかったんだ。
自分がそういう存在であることを。
自分がそういう存在でしかないことを・・・
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