第1章  怒りの頂点

3/3
前へ
/37ページ
次へ
それに、冷静に考えてみると、 今日子のそれはわからないわけではないが、 そこには違和感も覚えるものでもあったのだ。 親のせい?、 ということである。 親がお金がないせいなの?、 ということだ。 そもそもこれは、直也さんがやったことである。 そして、本来なら、直也さんが、あるいは直也さんと今日子で 解決することである。 そこに親は関係ない。 親にお金があるかどうかは本当は関係の無いことなのではないだろうか。 そこを忘れてはいないか? すり替えてはいないか? 問題がすり替えられてはいないか? ということである。 そもそもの始まりと問題が・・・ということなのである。
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加