1.だったら俺に試させて
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「だったら俺に試させて」 「ちょっと日高くん、何言ってんの?」 流石の私も一瞬にして酔いが覚めたらしく、あれだけ饒舌に喋り捲っていた口も、その言葉を最後にようやく口を噤んだ。 「丁度終電もないし、タクシーなんて乗ったら、5000円は軽く飛びますよ。だったら二人で泊まりません?ホテル」 いつも真面目で気遣いの出来る、可愛い後輩くんが、今、男の顔をして私を見ている。
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