Epilogue

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半透明の封筒抱えている人がいる 最後、切手が貼れないと嘆いている どうやら見られるのが怖いらしい もう見えてるよ うっすらと輪郭だけは その高い敷居が人を拒んでいた 門前で思わず逃げ出した人もいる 一人遊びの延長に詩が居てはならない そう思った僕と身体はきっと別人だろう 「水晶のような調べ」とやらに脅されて 今日も僕は避けながら詩を書いている いや、足が短いだけかもしれない また明日から、跨ぐ練習を始めよう
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