恥ずかしい思い、について。

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恥ずかしい、その思いを引きずる時間ってどのくらいだろうか? 先日、目黒雅叙園で行われている華道家、假屋崎省吾さんのお花の展覧会に向かうためJR目黒駅に一人降り立った私。 お花か大好き!でもなく、假屋崎さんのファン!というわけでもなく、 チケットをいただいたので無料だし、ヒマだし、とりあえず行ってみようかな~というテンションで。 その日はワンピースを着ていた。若い女子向けのショップで夏のバーゲンで買ったもの。たしか70%OFFとかで、1500円くらいだったと思う。あのショップ、たしか宮崎あおいさんがイメージキャラクターだった、ような。 そんな激安、若い女子向けワンピースを着るアラフォーの私は、落ち着かなかった。 丈が短いのだ。膝小僧が思いきり出ちまっている。それどころか、ぶっとい太ももまでもが見えている。後ろは、パンツからはみ出た尻下の肉も見えそうな勢いだ。 あぁ、落ち着かない…。 だが、激安とはいえ買ったからには着なければ、と貧乏性丸出しで着ていたのだ。 目黒雅叙園は、駅からさほど離れていない。だが、方向音痴の私は迷った。 駅から五分ほど歩いたところで気づいた。こっちは違うな、と。そこで、駅までも戻り仕切り直そうと坂道を登った。暑さと無駄に歩いて疲れたせいで、ワンピースの丈が短いことなどすっかり忘れていた。 駅まで戻り、目黒雅叙園までの道を確認していたそのときだった。
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