事件
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沙樹は驚きその少女に続きを促すが、 すでに彼女は意識を手放した後だった。 沙樹はすぐに血痕の後を追う。 (鬼が校舎に侵入している───・・) しかし何故か鬼の気配はなかった。 校内へと続いていた血痕は、 廊下の途中でぱったりと消えていた。 (───おかしい)
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