事件

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この期に及んで姿を隠す必要があるだろうか──? もしかしたら『新種』なのか・・? その瞬間沙樹は信じられないような『音』を聞き、 戦慄する。 ──鬼たちが集まって来ている── やがてその気配は校舎を取り囲む。 しかし一向に動こうとしないその気配に、 不安と疑念を抱く。 ──とにかく桜城かなでに知らせなければ。 彼女もまだ能力(ちから)は回復していないはずだから。
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