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それが当たり前ではないだろうか?
それが常識ではないだろうか?
そんな考えがぐるぐると私の頭の中を駆け巡って離れない。
私の言っていることは間違っているだろうか?
そんなに無理なことを求めているのだろうか?
私たちはお金を出すことを出し渋っているわけでも
恩に着せているわけでもなかった。
ただ考える時間は貰ったというだけのことである。
それが母を苛立たせたのか?
勘違いさせたのか?
それはわからない。
だけど、母の声の調子から、
私たちへの感謝は薄いことが感じられた。
そして、それはもう当たり前ということで
片付けられてしまっている気配さえ
感じ取ったのである。
もしくは
母の頭の中はもう次のことに
すっ飛んでしまっているな、
そんな気配も感じられなくはないのであった。
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