私という存在

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具体的には、何かあった時のための人間 ということである。 何か問題が起こった時、 何か困った時、 頼みごとをしなければいけない時、 そんな時の存在なのである。 そして、それは 何かいいことがあった時には 一番最後に回され、 何か悪いことがあった時には 真っ先に持ち出される存在なのである。 そんな時のための、 そんな時だけのための 存在なのである、私は・・・ 便利で都合のいい存在。 だからこそ完全には手離せないのである。 それは困るのである、 もっと本心を突けば、 それは勿体ないのだ、大下家としては・・・
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