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つまり、1月24日、その日も直也さんの頭の中には
今回のことを清算する気はさらさらなかったのである。
むしろ、それをなんとか隠そうとして、
また実家へと足を向けたのであった。
ただ、これはあとで直也さんの会社の人から聞いて
知ったことなのだが、
その時にはもう社内の一部の人たちの間では
もう決定的なこととして
内密に話し合いが行われていたのであった。
そう、もうなにもかもバレていたのである。
実は直也さんの上司で課長さんが
なんとなくだがそれに気付き始めたのは
もう1年も前のことなのだそうだ。
ただその時点ではなんの確証もなく
課長さんは自分一人の心の中にだけ
留めて置いてくれたのであった。
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