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受話器越しから妹は心底安堵しているようだった。
それが私の心を和ませた。
その様子に私は安堵したのである。
そして、ほっとしたのである。
受話器越しではあるけれども、少し今までのことの
雪解けが本当になされていくように感じられた。
それがやはり私の心に安らぎを与えたのである。
私はやっぱりこれを欲していたんだ、
今までぽっかりと空いていたものが
少しずつ埋められていくような
受話器越しではあるけれども、
そこにはそんな穏やかな時間が流れるのを感じるのであった。
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