944人が本棚に入れています
本棚に追加
服を脱ぎタオルを巻いて彼の後からついていく
湯船に先に入った春美は私が入ると
自分の足の間に私を後ろ向きに座らせ
腕を回してすっぽり包みこんだ
首筋にあたる唇が耳を食む
「…ん……はる……」
ぴちゃぴちゃと跳ねるお湯の音と
熱い吐息が耳から首に肩先にすべっていく
「これ邪魔」
タオルをするりと抜き取り
バスタブの外に落とした
胸にまわされた腕をギュッとつかんで
彼を見上げた
戻ってきた唇が私の唇に重なった
「……はあ……」
唇の間から入り込む熱い舌と
湯気にクラクラして唇を離した
最初のコメントを投稿しよう!