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「奈央子は後悔しないんだな?」
お父さんの言葉にうなづく
「うん」
「いつかはこの日が来るとは思ってたがな」
「…………ん」
「でも…………お前の実家だ
いつでも帰ってこい」
「ありがと お父さん」
一瞬下を向いたお父さんは
すぐに顔を上げ立ちあがった
「ハナ 帰るぞ」
芝生を転げ回っていたハナが
お父さんの声に『ワン!』と嬉しそうに吠えると
こっちにむかって駆けてくる
「お家帰ってご飯食べようね」
ハナの頭を撫で抱きしめた
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