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立体駐車場に停めた車に乗り込み
助手席に座る奈央子の身体を引き寄せた
「髪伸びたね」
背中まで伸びたさらさらの髪を撫でる
頬にかかる髪をそっと指先ではらい
唇を落とした
「……ん………………はる………………」
額から頬にそして鼻の上にずらす唇が
彼女の唇にたどりつく頃
奈央子の指は俺の背中にしがみつく
「ん…………春…美………好……き」
唇の間から洩れる甘い吐息に
華奢な身体を夢中で抱きしめた
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