プロローグ

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『えぇ今僕のことを馬鹿だと思った皆さん、そして見向きもしなかった皆さん、興味を持ってくださった皆さん、ん?ここまでいったらほぼ全員か。 まぁいいや、とりあえずこれを見てください。』 画面に写し出されたのはよくテレビで見る衆議院だか参議院だかは分からないけれど、間違いなくよく見る国会の映像だった。 ただひとつ、議員の人達の首がないことを除けば。 そしてそんなものを見せられても尚、いやだからこそと言うべきか、皆また気にすることもなく動き出した。 もう皆が単なる映画の宣伝と確信しているようだったから… でも僕は…僕はその時に感じたイヤな予感というものをいまだに覚えている。
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