第1章

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「暴れるな。取って食ったりしねーよクク」 いや、そういうことじゃなくて 「降ろしてください」 「や~だね」 なんでやねん じと~と男の人を見つめていたら、ため息を付きながら 「そんな格好じゃ誰も助けねぇ~だろ。行くところもないみたいだし・・ここはおとなしく俺と一緒に来たほうが利口なんじゃないか?」 うっそそうだけど・・・・・ 「・・・・・大丈夫です・・・」 「へぇ~じゃあ、どうするのか聞かせてもらおうか」 うっう~むむ・・・・・ 警察・・・はやだし、家族・・・親戚・・・・う~・・・・・・・・・・・ 「友達のところに行きますから」 「そんな姿で行ったら、心配かけるぞ」 たったしかに・・・ というか・・・あいつには心配をかけるようなところを見られるわけには・・・・ 「ぅ~~~・・・・」 「・・・・いいから大人しく来い」 男の人は僕を姫抱きでどこかに向かって歩いていった。 ・・・・・姫抱きやめていただけないだろうか
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