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『オリオン座流星群』
小さい頃から好きだった
3つの点を探すこと
ぼーっと夜空を眺めてさ
それをみつけては喜んだ
毎晩飽きずに指差して
左手はいつも母の温もりの中
「俺に倒せないやつなぞいない」
さそりにまけてしまったけれど
その自信はかっこよかった
勇往邁進、まっすぐに
あぁ星が流れてくみたい
もう流れ星なんて
永らく見てはいないけれど
願い事はどうしようか
「金、金、金」
短くていいやすいのだ、と、
同級生が教えてくれたね
夜道を走る
それに追いついてみたくてさ
無理だなんていわないでよ
わかってるさ
それでも走りたくなったんだろう
悔し泪か
やけに輝く星々は散る
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