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【勇気がほしい】
凛は拳をギュッと握りしめた。
「あの、私。
大輝くんのこと好きです」
凛は大輝に思いを告げると、
手紙を渡し去って行ってしまった。
ドアを開けると階段であすみと悠来がお弁当を食べていた。
「どうだった?」
「好きですって言って、手紙渡して逃げて来ちゃった」
「そうか、思いは伝えれて良かったじゃん」
あすみはニコニコ笑いながら凛の頭を撫でた。
二つに結っている凛の髪は荒れてしまい、
櫛(くし)で髪を整え結び直し三人は教室に戻った。
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