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その日の夜に、
兄貴にそのことを言うと兄貴は、
カッコつけながら足を組み変えながらこう言った。
「お前、それはその子に恋してるんだ」
んな訳ない、
凛はただの友達だ!
ただのクラスメートだと言うと兄貴は
「じゃあ、お前はいつも他のクラスメートのことを守りたいと思っているのか?」
「……。」
言葉が出なかった。
俺は凛のことが好きなのか?自問自答をくり返し。
朝が来た。
告白することを決意した俺は、
清々しい気持ちで登校した。
しかし、
朝のホームルームが始まろうとしているのに、
凛は来なかった。
先生が入って来ると凛は転校したと言っていた、
理由は医師であるお父さんの転勤らしい。
タイミングが良すぎじゃないか。
帰り道、
牧村整形外科の前を通ると売り家の看板が設置してあった。
俺の初恋はそこで終わった。
それと同時に、
俺らのクラスにはまた平和が訪れていた。
まさか、
四年経った今、
告白されるとは思ってもいなかったなぁ?。
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