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「じゃあ、
俺が屋上に呼んで来てやるよ」
それは私の親友あすみの彼、
悠来くんの提案だった。
昼休みに私と大輝くんを会わせる、
その時に私が告白をする……。
たったそれだけ私は大輝くんに“すき”って言うだけ、
だけど言えるかなぁ……。
私の心配も束の間、
あすみが私の手を引っ張り私を立たせた。
「それじゃ、あたしと凛は先に行ってるから、弁当もってきてね」
「おう」
私はあすみの後ろを追うように歩いた、
屋上に向う階段を登ると、
そこは空に一番近い場所に感じた。
屋上には私とあすみしか居ない、
広くて、
とても静かな場所……。
今から自分のやることを想像するだけで緊張する。
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