7人が本棚に入れています
本棚に追加
その昔大陸には魔物が徘徊し人々はただ逃げ惑っていた。
魔物を統べる暗黒の女神はしもべである滅びの獣を野に放ち大地は絶望に満ち溢れた。
人々は神に祈り神は一人の英雄を遣わした。
彼を助ける星巫女とともに。
大陸にやって来た英雄は名をパラディークと名乗り星巫女とともに女神を封印するために旅立った。
そしていくたびかの戦いの後に滅びの獣を倒し女神を封印した。
世界は平和の時を迎えたのだ。
「充分に助けてもらった。そなたはそなたの神のもとに帰るといい」
別れを星巫女に告げ英雄は己が平和をもたらした大地にとどまり暮らした。
彼の死後、大陸には右手の甲に不思議な模様がある子供が生まれ始めた。
彼等は英雄の生まれ変わりと噂をされ今に至る…
最初のコメントを投稿しよう!