枕元のプレゼントがありません!

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思い出せ。思い出せ。 確か昨日、私はこのイケメンに告白されて、思わず和んだらベットに押したされて……。 『あっ、やっ――んんっ』 『蘭丸さん、声、やらしー』 『やっ、君こそ大きくしないでっ、お腹破裂しちゃうっ、から』 お、お腹なんぞ破裂しねーーーーーー! ダメだ。昨晩は、初めて男のあれを受け入れてしまい、よがり、乱れ、泣いて、ちょっと何を言ったのか思い出せないような思い出したくないような。 「ううっ!! もうお嫁にいけない!! セクハラだ! セクハラで訴えてやるっ」 「泣かないで? ムラムラするから」 「うるさい! あほ、ばか、キザ!」 枕を投げつけると、火照って真っ赤な顔を両手で覆いしくしく泣いた。 「あ、あんな、蛙がひっくり返ったような醜い姿を晒して――私はもう死んだ方がいいかもしれない」 「あ、正常位は恥ずかしかったんですか? でも恥じらう蘭丸さんの足を開くのは俺好」 「二度と喋るな!セクハラサンタ!」 一度身体を許してしまったせいか、瑛くんが馴れ馴れしいと言うか、距離が近いです。 「恥じらう蘭丸さん素敵でした。満足出来なくて何回も何回も愛し合ったら『もう……許して』って泣くから、仕方なく抱き締めて眠りました」 「何それ。君こわい。私の初めてを何度何度も攻めるなんて鬼畜! 鬼!」
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