第1章
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一匹の猫が僕と同じように 車道の真ん中を歩いている 薄汚れた猫は僕が抱き上げても 大人しくしている 君もひとりなのかい、伝わるわけも無いのに呟いた 猫は短く鳴き声を上げる 僕にはそれが肯定のように思えた
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