第1章 初めて話した人 。

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「かんた は!もう、好きじゃないし、終わったのーー!」 敢太…波風 敢太(ナミカゼ カンタ)とは、 わたしが小学生のとき好きだった男の子 。 同じ中学に入ったけど クラスも離れてしゃべる機会もなく わたしはあっけなく諦めた 。 『はいはい、わかったわかった』 「古泉さん?もう勘違いしないでよね?苦笑」 古泉さん…古泉愛流ちゃん(コイズミ アイル)は 小学生の頃から大の仲良し。 おんなじソフトテニス部にも入って、 よく相談する頼りある女の子。 『あ、そういえば、明日 学級旗作り行く?』 「あ、そんなのあったね!!気が向いたら?笑」 『おっけー』 わたしの学校は学園祭のことを 緑王祭という。 その緑王祭ではクラスの横断幕、クラス旗を作るという伝統がある。
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