ゼプトマシン

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「そういえば、お前、名前きめてなかったよな」 織斗は今気づいたように言ったが、もう一ヶ月近くイタチの名前だったため、イタチ本人にしてみればもうどうでもよい話だった。 ーどーでもいいー イタチはパソコンを前足で閉じると鬱陶しそうに織斗の方を振り向いた。 動物の表情は織斗にはわからなかったが、イタチが面倒くさそうにしているのが分かるのはここ1カ月で大分イタチをみてきたからだろう。
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