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あ~遼らしいなと思ったが俺は
「守ってあげたいも何も、
遼より強いし寧ろお前が守ってもらった方がいいんじゃねーの?つーか、
その前に俺らみんなアイツの掌で転がされてる気がしない?」そんな返事をして、
「そういやそうだよな~」なんて遼も言ってたけど。
そんなことを思い出してたらルークに話しかけられる。
「っていうか、
千紘、
僕に話させてどうするの。
出し惜しみしないでその遼って人の事教えてよ。
マリアはその男のどこがいいの?」
どこって言われても…。
「一般人であるところ。
マリアがどれほど優秀でもそれをなんとも思ってないところ。
ステータスとかには一切興味がないところ。
かな?」
親切心でルークが満たしてないことを並べてやったのに、
なんだよそれ、
千紘意地悪しないでよとルークは口をとがらせる。
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